強い不快感を与えるやり方で、人前で国旗を壊したり汚したりすると罰する
成立正式な名前:国旗の損壊等の処罰に関する法律案
いまどこまで進んだか
- 提出6月16日
- 衆 委員会6月26日
- 衆 本会議6月30日
- 参 委員会7月16日
- 参 本会議7月17日
- 成立7月17日
- 衆議院
- 2026年6月16日に受け取り、内閣委員会で審査(6月26日 可決)、6月30日の本会議で可決
- 参議院
- 2026年6月30日に受け取り、内閣委員会で審査(7月16日 可決)、7月17日の本会議で可決
- 公布
- 2026年7月24日(法律第69号)
なにが変わるのか
人にひどく不快な思いや嫌な気持ちを起こさせるやり方で、人前で国旗を壊したり、取り除いたり、汚したりした人を罰します。
- 法律が正式に出されてから20日たった日に始まります。
- 罰の重さは、いちばん重くて拘禁刑2年、罰金20万円です。
- 使うときは、表現の自由など、憲法が守る国民の自由や権利を不当にうばわないよう気をつけるとしています。
- 始まってから3年をめどに、様子を見て考え直し、必要なら対策をとります。
くわしく見る(法律の言葉に近い説明)
人に著しい不快感や嫌悪感を催させる方法で、公然と国旗を損壊・除去・汚損した人を罰する法律案です。
- 人に著しい不快感や嫌悪感を催させる方法で、公然と国旗を壊す・取り除く・汚すことを罰します。
- 罰の重さの上限は、拘禁刑が2年、罰金が20万円です。
- この法律の適用では、表現の自由など憲法が保障する国民の自由と権利を不当に侵害しないよう留意するとしています。
- 施行から3年をめどに、施行状況などを勘案して検討し、必要なら措置をとります。
- 関係する人
- 国旗を損壊・汚損するなどした人
- 始まる日
- 公布の日から起算して二十日を経過した日
- テーマ
- 司法・治安
国会での賛成・反対
衆議院の採決での会派の態度
賛成した会派
- 自由民主党・無所属の会
- 日本維新の会
反対した会派
- なし
衆議院本会議の採決(多数)。出典:衆議院「議案情報」
参議院の押しボタン投票
参議院では議員一人ひとりの賛否が記録されています。賛成は白、反対は青の木札で投票した記名投票の色にそろえています。参議院の投票結果(議員別)
賛成の理由・反対の理由
採決の前に、各会派の代表が「賛成の立場から」「反対の立場から」理由を述べます(討論)。その中から主な理由を選びました。このサイトの意見ではありません。
賛成の理由
損壊の様子をネットで流す行為を処罰の対象から外させ、見直しの規定も設けるなど、表現の自由への懸念に対応できたとして賛成した
この配信行為の処罰対象は、これまでの表現の自由を大きく侵害するおそれがあるものであり、我が党の求めにより全面的に削除とすることができたからです
国民民主党・新緑風会・堂込麻紀子・7月17日 参議院 本会議・発言を読む外国の国旗を傷つける行為だけを罰し、自分の国の国旗を守る決まりがないのは主要国で日本だけだとして賛成した
外国旗への損壊等に対してのみ罰則を設け、自分たちの国旗のみ保護されていないのは我が国だけでありました
参政党・梅村みずほ・7月17日 参議院 本会議・発言を読む会派として割り切れない法案だとしつつ、規制するのは表現の中身ではなく行為のやり方だと質疑で示されたことなどを評価して賛成した
懸念を軽減する議論と努力が質疑者、法案提出者の双方で積み重ねられたものと評価をいたします
チームみらい・高山聡史・6月26日 衆議院 内閣委員会・発言を読む
反対の理由
国旗を大切に思う気持ちは尊重しつつ、刑罰で強制するのは表現の自由など憲法が守る基本的人権を揺るがすことを理由に反対した
国家の強権たる刑事罰をもってそれを国民に強制し、縛り付けようとする本法案に、断固として反対をするのです
立憲民主・無所属・塩村あやか・7月17日 参議院 本会議・発言を読む
AI(Claude)が国会会議録の討論だけをもとにまとめ、「」の一節が討論の中にそのままあることを機械で確かめています。
提出した議員
松野 博一 外十六名(自由民主党・無所属の会、日本維新の会、国民民主党・無所属クラブ、参政党)。ほかに賛成者36人
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原文と出典
- 法律案の本文と要綱衆議院「議案情報」
- 審議の経過衆議院「議案情報」
- 参議院 本会議の投票結果参議院