女性皇族は結婚しても皇族のままに。旧皇族の男系の男子を養子にできる
成立正式な名前:皇室典範等の一部を改正する法律案
いまどこまで進んだか
- 提出6月30日
- 衆 委員会7月10日
- 衆 本会議7月10日
- 参 委員会7月16日
- 参 本会議7月17日
- 成立7月17日
- 衆議院
- 2026年6月30日に受け取り、議院運営委員会で審査(7月10日 可決)、7月10日の本会議で可決
- 参議院
- 2026年7月10日に受け取り、皇室典範等の一部を改正する法律案特別委員会で審査(7月16日 可決)、7月17日の本会議で可決
- 公布
- 2026年7月24日(法律第66号)
なにが変わるのか
皇族の女性(内親王・女王)が皇族以外の男性と結婚しても、皇族のままでいられるようにします。昔の皇族の男性の、男の系統の子孫を養子にして、皇族にできるようにもします。
- 法律が正式に出されてから3か月たった日に始まります(一部は出された日から)。
- 養子にできるのは、いま皇族でない15歳以上の男性で、妻も子もいない人です。皇室会議で話し合って決めます。
- 皇族をはなれるときの一時金は、年額の10倍までの範囲で、皇室経済会議が決めます。
- 法律が始まるときの内親王・女王は、結婚と同時に、自分の意思で皇族をはなれることもできます。
くわしく見る(法律の言葉に近い説明)
内親王・女王が婚姻しても皇族の身分を離れないことにし、旧皇族男子の嫡男系の子孫を養子として皇族にできるようにします。
- 内親王・女王が天皇・皇族以外の男子と婚姻しても、皇族の身分を離れないことにします。
- 旧皇族男子の嫡男系嫡出の子孫で、現に皇族でない男子を、皇室会議の議を経て養子にし、皇族とできるようにします。
- 養子にできるのは、15歳以上で、配偶者と子がない男子です。
- 皇族の身分を離れるときの一時金の定めを、婚姻で離れる規定の削除に合わせて整理します。額は年額の10倍を上限に、皇室経済会議で決めます。
- 戸籍の取扱いや住民基本台帳法など、関連する法律も合わせて改めます。
- 施行のときの内親王・女王が婚姻と同時に身分を離れる場合は、本人の意思で離れることができます。
- 関係する人
- 皇族(内親王・女王など)、旧皇族男子の子孫で皇族でない男子
- 始まる日
- 公布の日から起算して三月を経過した日(附則第5条と第7条は公布の日)
- テーマ
- 皇室・憲法
国会での賛成・反対
衆議院の採決での会派の態度
賛成した会派
- 自由民主党・無所属の会
- 中道改革連合・無所属
- 日本維新の会
- 国民民主党・無所属クラブ
- 参政党
反対した会派
- 日本共産党
衆議院本会議の採決(多数)。出典:衆議院「議案情報」
参議院の押しボタン投票
参議院では議員一人ひとりの賛否が記録されています。賛成は白、反対は青の木札で投票した記名投票の色にそろえています。参議院の投票結果(議員別)
賛成の理由・反対の理由
採決の前に、各会派の代表が「賛成の立場から」「反対の立場から」理由を述べます(討論)。その中から主な理由を選びました。このサイトの意見ではありません。
賛成の理由
衆参の議長らがまとめた立法府の総意に基づく法案で、今後の皇位継承の議論を縛らないことも確認できたとして賛成した
今回の法案が皇位継承制度に関する今後の議論をいささかも拘束するものではないことが確認されました
公明党・谷合正明・7月16日 参議院 皇室典範等の一部を改正する法律案特別委員会・発言を読む皇族の数を確保することは先延ばしできない重要な課題で、立法府の責任を果たす大事な機会だとして賛成した
皇族数の確保は先延ばしできない重要な課題であります
日本維新の会・金子道仁・7月16日 参議院 皇室典範等の一部を改正する法律案特別委員会・発言を読む養子の皇族の子が男子なら皇位を継ぐ資格を持つことなどが明確になり、男系での継承がより安定するとして賛成した
皇位の男系継承はより安定的なものとして確保されたことを高く評価しております
参政党・松田学・7月16日 参議院 皇室典範等の一部を改正する法律案特別委員会・発言を読む
反対の理由
女性皇族が結婚後も皇族でいられるようにすることは求めつつ、血筋の秩序を乱しかねない養子の制度をつくることを理由に反対した
女性皇族が婚姻後も皇族としての身分を保持できるようにし、宗系紊乱、紊乱を招きかねない養子制度の創設を削除する修正案
立憲民主・無所属・長浜博行・7月16日 参議院 皇室典範等の一部を改正する法律案特別委員会・発言を読む
AI(Claude)が国会会議録の討論だけをもとにまとめ、「」の一節が討論の中にそのままあることを機械で確かめています。
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原文と出典
- 法律案の本文と要綱衆議院「議案情報」
- 審議の経過衆議院「議案情報」
- 参議院 本会議の投票結果参議院