裁判のやり直し(再審)の手順を決め、検察に証拠を出させられるように
成立正式な名前:刑事訴訟法の一部を改正する法律案
いまどこまで進んだか
- 提出5月15日
- 衆 委員会6月12日
- 衆 本会議6月16日
- 参 委員会7月16日
- 参 本会議7月17日
- 成立7月17日
- 衆議院
- 2026年5月15日に受け取り、法務委員会で審査(6月12日 修正)、6月16日の本会議で修正
- 参議院
- 2026年6月16日に受け取り、法務委員会で審査(7月16日 可決)、7月17日の本会議で可決
- 公布
- 2026年7月24日(法律第67号)
なにが変わるのか
裁判のやり直し(再審)を求められたときの調べ方や、検察官に証拠を出させる命令、不服を申し立てる期間などのルールを、刑事訴訟法に決めます。
- 法律が正式に出されてから1年以内の、政府が決める日に始まります(一部は先に始まります)。
- 裁判所は、再審を求める事件に関係する証拠を出すよう、検察官に命じられます。
- 再審を始める決定への不服の申し立ては、取り消す十分な理由がある場合に限り、期間は14日です。
- 再審が始まり無罪が確定したときは、再審を求める手続きの費用を国が補償します。
くわしく見る(法律の言葉に近い説明)
再審の請求を調べる手続や、証拠の提出命令、不服申立ての期間などを刑事訴訟法に定める法律案です。
- 再審請求を受けた裁判所が調べ、棄却・再審開始・審判開始のどれかを決めます。
- 裁判所が、再審請求に関連する証拠の提出を検察官に命じられるようにします。
- 再審開始の決定への即時抗告(不服申立て)は、決定を取り消すべき十分な根拠がある場合に限ります。即時抗告の期間は14日とします。
- 原判決の裁判に関わった裁判官は、その再審請求の事件の職務から外れます。
- 再審開始と無罪が確定したとき、国が再審請求の手続の費用を補償します。
- 関係する人
- 再審を請求する人、検察官、裁判所
- 始まる日
- 公布の日から1年を超えない範囲内で政令で定める日(一部は先に始まる)
- テーマ
- 司法・治安
国会での賛成・反対
衆議院の採決での会派の態度
賛成した会派
- 自由民主党・無所属の会
- 日本維新の会
- 参政党
反対した会派
- 中道改革連合・無所属
- 国民民主党・無所属クラブ
- チームみらい
- 日本共産党
衆議院本会議の採決(多数)。出典:衆議院「議案情報」
参議院の押しボタン投票
参議院では議員一人ひとりの賛否が記録されています。賛成は白、反対は青の木札で投票した記名投票の色にそろえています。参議院の投票結果(議員別)
賛成の理由・反対の理由
採決の前に、各会派の代表が「賛成の立場から」「反対の立場から」理由を述べます(討論)。その中から主な理由を選びました。このサイトの意見ではありません。
賛成の理由
反対の理由
開示させる証拠の範囲が狭く、検察官の不服申立ても全面禁止になっておらず、無実の人を確実・迅速に救えないことを理由に反対した
政府案が冤罪の被害者を確実に救済できる内容になっていないからです
立憲民主・無所属・泉房穂・7月17日 参議院 本会議・発言を読む裁判のやり直しを求める理由に関係する証拠に限らない幅広い証拠の開示が、結局は運用任せになったことなどを理由に反対した
議論の原点となった肝腎の幅広い証拠の開示が、結局、運用に任されたことです
国民民主党・新緑風会・小林さやか・7月17日 参議院 本会議・発言を読む支援者やメディアの目で無実の人の救済につながってきた例があるのに、開示された証拠を他の目的に使うのを一律に禁じることを理由に反対した
証拠が支援者やメディアの目に留まることによって、多くの事件において無辜の救済へとつながってきたことも事実であります
中道改革連合・無所属・平林晃・6月16日 衆議院 本会議・発言を読む
AI(Claude)が国会会議録の討論だけをもとにまとめ、「」の一節が討論の中にそのままあることを機械で確かめています。
あなたはどう思いますか
この法案に、あなたは賛成ですか。あとから変えることもできます。これまでの声の割合は、10人以上集まると下に出ます。
このサイトを見た人の声で、世論調査ではありません。1台の端末から1法案につき1票です。人ではなく法案への声だけを集めています。
みんなの意見と疑問
この法案について思ったことや、わからないことを書けます。疑問には、運営者が公式の資料をもとに、わかる範囲で答えます。
まだ意見はありません。最初のひとことをどうぞ。
まだ疑問はありません。わからないことを気軽に書いてください。
原文と出典
- 法律案の本文と要綱衆議院「議案情報」
- 審議の経過衆議院「議案情報」
- 参議院 本会議の投票結果参議院