市販薬で代わりがきく一部の薬は費用の一部が保険外に。出産給付も見直す
成立正式な名前:健康保険法等の一部を改正する法律案
いまどこまで進んだか
- 提出3月13日
- 衆 委員会4月24日
- 衆 本会議4月28日
- 参 委員会5月28日
- 参 本会議5月29日
- 成立5月29日
- 衆議院
- 2026年3月13日に受け取り、厚生労働委員会で審査(4月24日 可決)、4月28日の本会議で可決
- 参議院
- 2026年4月28日に受け取り、厚生労働委員会で審査(5月28日 可決)、5月29日の本会議で可決
- 公布
- 2026年6月5日(法律第31号)
なにが変わるのか
市販の薬で代わりがとくにききやすい薬を使う治療の一部で、費用の一部が健康保険の対象外になります。出産のときのお金のしくみも変わります。
- 保険の対象外になるのは、厚生労働大臣が決めた治療で、その費用の一部です。大臣は所得や病状などに配慮します。
- 高額療養費などを決めるとき、長く治療を続ける人の家計にも配慮することにします。
- 助産所を指定するしくみと、お産にかかわる助産師を登録するしくみをつくります。
くわしく見る(法律の言葉に近い説明)
健康保険法などを改め、市販薬と代替性が特に高い薬を使う療養の費用の一部を保険の対象外にし、出産の給付を分娩費として設けます。
- 市販薬と代替性が特に高い薬を使う療養のうち、厚生労働大臣が定めるものは、費用の一部が保険の対象外になります。
- 厚生労働大臣は、その療養を定めるとき、所得の状況や病状などに配慮します。
- 分娩の手当を受けたときに支給する「分娩費」を新しく設け、「出産育児一時金」は「出産時一時金」に名前を改めます。
- 高額療養費などを定めるとき、長期にわたって療養を続ける人の家計にも配慮することにします。
- 助産所の指定の仕組みと、分娩に従事する助産師の登録の仕組みを設けます。
- 関係する人
- 健康保険の加入者と家族、医療機関、助産所・助産師
- テーマ
- 医療・介護 社会保険・年金
国会での賛成・反対
衆議院の採決での会派の態度
賛成した会派
- 自由民主党・無所属の会
- 中道改革連合・無所属
- 日本維新の会
- 国民民主党・無所属クラブ
- 参政党
- チームみらい
反対した会派
- 日本共産党
衆議院本会議の採決(多数)。出典:衆議院「議案情報」
参議院の押しボタン投票
参議院では議員一人ひとりの賛否が記録されています。賛成は白、反対は青の木札で投票した記名投票の色にそろえています。参議院の投票結果(議員別)
賛成の理由・反対の理由
採決の前に、各会派の代表が「賛成の立場から」「反対の立場から」理由を述べます(討論)。その中から主な理由を選びました。このサイトの意見ではありません。
賛成の理由
反対の理由
医療費の自己負担に上限を設ける制度の見直しで負担が増え、受診を控えたり治療をあきらめたりする人が出るおそれを理由に反対した
受診抑制が増加するおそれも指摘されており、患者の方々から不安の声が続いています
立憲民主・無所属・郡山りょう・5月29日 参議院 本会議・発言を読む医療費の負担上限の引き上げが、患者の声を聞くことや影響の確認が不十分なまま進められていることを理由に反対した
十分な実態把握も、十分な影響検証も、十分な当事者参加もないまま進められようとしていることです
公明党・原田大二郎・5月29日 参議院 本会議・発言を読む市販薬に似た薬などの一部を保険の対象から外して患者の負担を増やし、必要な医療を妨げるおそれがあることを理由に反対した
必要な医療を妨げ、国民の健康を犠牲にするものと言わざるを得ません
日本共産党・白川容子・5月28日 参議院 厚生労働委員会・発言を読む
AI(Claude)が国会会議録の討論だけをもとにまとめ、「」の一節が討論の中にそのままあることを機械で確かめています。
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原文と出典
- 法律案の本文と要綱衆議院「議案情報」
- 審議の経過衆議院「議案情報」
- 参議院 本会議の投票結果参議院